第14話


 メガネ女子高生は若干の名残を残しつつも豚から戻れたようです。
介さんは再び何処かへ行ってしまったようです。
恐竜やではアバレンジャーが店の清掃をしています。
イエローがハタキがけの際、誤って恐竜の絵の入った額を落としてしまいます。
絵を掛け直そうと手にすると、額の裏にもう一枚の恐竜の絵が。恐竜が描かれた紙の裏には地図も書かれています。
しかしちょっとハタキをかけた程度で落下する額は店舗の安全上問題アリです。
今まで落としたお客さんは居なかったのでしょうか。

 地図を見て、「介さんが宝探しに行ったのでは」と言うイエローに、皆は取り合いません。
チビッコにもこんな地図で大丈夫かと突っ込まれますが、イエロー的には大丈夫なのだそうです。
地名表記が「あの山」「迷いの森」等かなり難易度の高い地図ですが。

イエローの発言中、いち早く椅子に座って、さり気なく休むブルー。
レッドとブラックが掃除を再開しても休んでいます。
ブルー足腰弱いです。


 宝探しに付き合わされるプテラもあんな地図では分からないそうです。
それでも介さん、というか宝を探すイエロー。
すると、ロープを張り巡らされ私有地の標識のついたエリアに到着。

イエローは立ち入り禁止の札を無視してエリア内に侵入。
地面に露出した恐竜の化石らしき物に「あれは!爆竜!?」と目を輝かせ近付こうとするイエロー。
その時後方から「コラー」と言う声と同時にハンマーが振り下ろされます。
しかしイエローはハンマーの柄を受け止めると爆竜チェンジ。
声の主に飛び蹴りを決めます。
声の主は普通の爺さん。爺さんはそのまま倒れてしまいます。

「ごめんなさい、大丈夫ですか!?」と慌てるイエロー。


それにしても、この場合悪いのはどちらでしょうか。

イエローの場合
1.私有地とわかるエリアに無断で侵入(そもそもの原因)
2.攻撃を既に受け止めたにも関わらず、変身して反撃(明確な殺意
3.その際相手をよく確認していない(過失)

爺さんの場合
1.十分な警告無しに後ろから鈍器で攻撃(明確な殺意
2.その際相手が女性であると認識していると思われる(故意)


TVの前のチビッコに考えさせる良く出来た番組です。


 爺さんは変身したイエローの飛び蹴りをマトモに食らいましたが、生きていました。
イエローは爺さんを背負い、恐竜の化石の所まで来ます。
爺さんは介さんの友達で、アバレンジャーの事も知っていました。

「日本にも恐竜って居たんだ〜」と感激するイエロー。
メカ以外の知識は時々穴があるみたいです。
「爺さんを落としたら危ない」とかも知らないみたいです。

恐竜やで見つけた地図はこの爺さん作成の物でした。
イエローは地図が宝の地図でないことにガッカリしますが、恐竜の化石がいい感じで出てきたら、結構なお宝です。

爺さんは介さんとの喧嘩を思い出しながら、イエローに昔の話をします。
爺さんはイエローにナチュラルにテレパシーを送っているらしく、イエローは回想シーンの喧嘩している2人のどっちが介さんか戸惑います。

爺さんは発掘中の化石に既にアバレサウルスと名付け、学名も申請する予定だそうです。

爺さんは、今掘っている化石が新種であると言い切れる程、恐竜に対する造詣が深いようです。
学名の用意もあるのでラテン語にも通じているかも知れません。
でも他の場所で同じ種類の化石が出たらアウトです。先を越されてしまいます。
1人で掘ろうとせずにチームを組んでスピードアップを図るべきです。
知識はあっても知恵が無いタイプでしょうか?


 化石からはダイノガッツが感じられるらしく、プテラは喜んでいる様子。
そして敵の女幹部もそのダイノガッツを探知したのか、イエローたちの側に来ています。
イエローより先に女幹部が来ていたら、爺さんは女幹部相手に戦うことになったのでしょう。
どちらにしても酷い目に会う運命だったようです。

敵のボスによると、この化石は爆竜に進化しかけていた恐竜だそうです。
それを利用して敵の幹部は化石を怪獣にしてしまいます。

 イエローと爺さんは女幹部チームに襲われます。爺さんは棒キレで結構戦いますが、戦闘員に首を絞められピンチ。
その時ブルーが助けに入り、レッド、ブラックも参戦。

レッドは怪獣をフクイリュウに似ていると大喜び。
本当にフクイリュウだったら爺さんちょっとガッカリです。
今の所爺さんは、動く恐竜(の化石)にご満悦です。


 怪獣が現れたので、爆竜を呼び出すアバレンジャー。
しかしイエローはプテラに融合できません。
イエローが参戦出来ないで居るうちに怪獣はミサイルのようなものを発射。
爺さんは爆風で倒れてしまいます。
怪獣は気が済んだのか女幹部の命令も聞かず去ってしまいます。


 怪獣は市街地で女幹部に発見され、再び暴れます。
この怪獣はダイノアースと同じように地球を破壊できるそうです。
怪獣が口から吐き出したガスは、建物を瞬時に砂岩のような質感に変えてしまいます。
中にいただろう人達は無事なのか微妙です。30分後の番組と被る死に方をしていそうです。


 爺さんの化石堀ドリームを守りたいイエローは出撃を拒否。
レッドとブルーはティラノとトリケラだけで合体して「アバレンオージ」で怪獣に対抗。
合体に不要と思われていたプテラでしたが、居ないとパワー不足で怪獣に押されてしまいます。


 心配そうに戦いの様子をモニターで見守るイエロー。
すると爺さんが「こいつはアバレザウルスじゃねえ」と地図付きの絵を破ります。
爺さんは戦後復興の話を持ち出し、この町が本当の夢だと語ります。
プテラにも後押しされ、イエローはプテラの背に仁王立ちで出撃。
ちなみに変身してません。
プテラは敵のミサイル攻撃を捻った飛行で回避しながらアバレンオージの元に飛びます。
ちなみにイエロー変身してません。
でも落ちません。

もの凄い脚力です。足腰の弱いブルーに分けてあげてください。


 プテラが参加してアバレンオー完成。
プテラカッターで怪獣の手を切り落としますが、すぐに再生、怪獣はアバレンオーにガスを吹きかけます。

「あいつ俺達まで砂にするつもりか!?」とレッド。
アバレンジャーだけ見逃す怪獣もどうかと思います。

「弱点は無いのか!?」
とブルー。珍しく弱点を見つけられない様子。

ブラックはブラックで鎧を着た女幹部に今日も張り倒されてます。
アバレンジャーのピンチに爺さん颯爽と登場。
爺さんは怪獣に爆竜が恐竜の子孫であるとして戦わないよう説得。
爺さんの奥義カタルシスウェーブに、怪獣の頭蓋骨にある赤い丸い珠が反応。
怪獣が攻撃を止めたその隙に、イエローは怪獣の骨の欠けた箇所を弱点として狙い攻撃。
怪獣を倒します。

頭蓋骨の中の赤い珠は弱点でも何でも無かったようです。


 爺さんは恐竜が大破して悲しい感じです。
「強くなりたい、そしていつか全ての夢を守りたいよ」とイエロー。
30分後と被りそうな勢いです。

その時、宙を見上げ感嘆の声を上げる爺さん。
そこには、爺さんが破り捨てた絵とまさに同じ構図で並ぶ爆竜達の姿が。


赤青黄色のとんでもない配色まで再現されています。
爺さんテレパスの上に予知能力まであったのでは?

爺さんの参戦が期待されます。