第45話


 乾氏555(ブラスターフォーム)とコウモリ怪人が取っ組み合っている中、ちょっと後ろから見てるだけ状態の馬怪人。
やることが無くなってしまった感じの馬怪人ですが、後ろに潜んでいた警官隊の狙撃を全弾被弾する事で存在をアピール。

しかしその存在感が祟ってか、馬怪人はコウモリ怪人に盾にされたりして
言っちゃ悪いですが足手まとい。
乾氏555は構えていたファイズブラスターを横に投げ捨て、コウモリ怪人に殴りかかり、馬怪人を逃がします。
馬怪人が逃げたので、警官隊の標的は乾氏555になりましたが、ブラスターフォームだったので
飛んで逃げました。

でもファイズブラスターをその辺に投げっぱなしなので、
ほとぼりが冷めた頃に拾いに来ると思います。

馬怪人が逃げた先で目にしたのは、風に舞う無数の羽と結花ちゃんの携帯。
結花ちゃんの死を知った馬怪人はショックで気絶。
あと、馬怪人は結花ちゃんの死を人間の所為だと言ってましたが、
人間 4 : オルフェノク 6 ぐらいの割合でオルフェノクが原因な気がしないでもないです。


 一方モジャモジャ頭にいい様にボコられている部長カイザとバイト君デルタ。
ダブルライダーキックを繰り出すも弾き返され変身が解けてしまいます。
バイト君は意識がありますが、部長さんは気絶。
部長さん、打ち所が悪かったかバイト君よりヒットポイントが低かったかしたみたいです。

モジャモジャ頭は、その部長さんにトドメをさそうとしますが、そこにヤギ怪人登場。
ヤギ怪人であるスマートブレイン前社長は、
以前新社長に
「日の当たる所に出られない」
とか何とか言われていた気もしますが、
思いっきり出てきてます。
養子の為に頑張っているのでしょうか。

流星塾襲撃の件に関わっているか微妙な人物ですが。

ヤギ怪人は素早い動きを見せる龍人態のモジャモジャ頭を、
自分はあんまり動かないで、壁打ちテニスみたいな感じでカウンター攻撃。
そしてモジャモジャ頭を下りの階段に投げ捨てて戦闘終了。
モジャモジャ頭は帰ってきませんので、うまいこと下のほうまで転がっていったに違いありません。

そしてバイト君が見ている前で、変身を解くヤギ怪人。
バイト君もヤギ怪人がスマートブレイン前社長である義父だと知ります。

ところで、モジャモジャ頭はヤギ怪人を知らなかったみたいです。
ムカデ怪人や女性バーテンダーはヤギ怪人に勝てなかった事を秘密にしていたのかも知れません。


 夜になって、結花ちゃんとの待ち合わせ場所で眠ってしまっている啓太郎(ちゃん?)を回収する乾氏。
啓太郎(ちゃん?)は人通りの多い場所の地べたに座って寝ていて、
ちょっと他人の振りをしたくなるような状況です。
乾氏頑張りました。


 部長さんも通路みたいな所で寝ていました。
交通量は殆んど無いみたいなので世間体的には安心です。
バイト君は部長が目を覚ますのを待っていたみたいです。
でも、凄い長時間寝られたらイライラしませんか。
家に届けるとかしてあげても良さそうな気がします。

バイト君に助けが入った事を知らされる部長さん。
「アレは俺達の父さんなんだ。」とバイト君に言われてますが、
部長さんは終始気絶していたので「何?」です。


 馬怪人のマンションでは、蛇くんが助けた子供とカップラーメンをすすっています。
でも子供は「もういい」と途中で食べるのを止めて寝てしまいます。
歯を磨いたのか気になります。
寝ている子供の影が伸び、前回同様影に大人の顔が浮かび上がって来ました。
どうやら頻繁に起こる現象のようで、施設で苛められていたのはコレが原因かもしれません。


「ほらジャンジャン食べてよ、俺のおごりだからさ。」と啓太郎(ちゃん?)、
レストランで真理ちゃんと乾氏に料理を勧めています。

部長さんは呼ばれなかったようです。

啓太郎(ちゃん?)に無理をしないようにと気遣う真理ちゃん。
逆に真理ちゃんと乾氏で啓太郎(ちゃん?)おごると言ってます。
乾氏の所持金は何となく戦力外な気がします。

啓太郎(ちゃん?)は結花ちゃんの死を認識していないか逃避している感じですが、
真理ちゃんの方は大体の事情を察している様子。

明るく振舞おうとする啓太郎(ちゃん?)ですが、
ジワジワと来てしまったようで、とうとう泣き出してしまいます。
その様子を見て、結花ちゃんを助けられなかった事を心の中で謝罪する乾氏。

どうも気晴らし失敗な感じでした。


 スマートブレインでは、新社長がデスクで音楽を聞きながら何もせずに寝ています。
部下には見せられない姿です。
そこに例の長髪の男から携帯に電話が入ります。
新社長、BGMを止めずに電話に出たので、音楽を聴いていたことが向こうに分かってしまいそうです。

長髪の男はオルフェノクに関する発見をしたそうで、その資料を送信してくるという連絡でした。

細胞分裂のシミュレーションとゲノムのモデルが表示されたメールを見て驚く新社長。
新手のコンピューターウイルスという訳ではなさそうです。
マックですし。

あと、動画を添付して送ってきたのでしょうか、長髪の男は。
ちょっとサイズが重くなるので、お勧めできません。


 福祉施設の前で、子供を探している里奈ちゃん。
そこにバイト君が通りかかり、里奈ちゃんから子供が居なくなった事を知らされます。
ところでバイト君、昨日は早退で今日は遅刻でしょうか。


 馬怪人のマンションからも、助けた子供が消えていました。
気付いて探しに出る蛇くん。
割とイイ線で探しているらしく、子供の近くに来ています。


 新社長はラッキークローバーの面子を呼び出し、オルフェノク研究機関を潰すよう指示。
モジャモジャ頭は「お金がなくなっちゃったの?」と鋭い指摘をし、
女性バーテンダーにたしなめられます。
何でも、研究機関は知ってはならないことを知ってしまったそうです。
新社長が仕事中に音楽を聴いていた事だったらたまりません。

クローバーの面子が出て行った後で、パソコンを叩き壊す新社長。
ちゃんと本体を攻撃しているので感心です。
これがもうちょっと上の世代だと、モニタを破壊しがちです。


 乾氏は若い刑事を呼び出して、騙された件について苦情を言ってます。
しかしこの若い刑事も、その件では蚊帳の外になっているのでお話になりません。
乾氏は研究所に向かうと言って喫茶店を出て行きます。

あと、喫茶店で怒鳴るとつまみ出されかねないので、
次からカラオケボックスとか使った方がいいかもしれません。


 トンネル内で車のエンジントラブルで停車している男性2名の前に、
蛇くんに助けられた子供が現れます。
子供の影が伸び、「お前達はオルフェノクだな」と影の手からビーム発射。
それが当たった方の男は、青白い炎に包まれて倒れ、炎ごと凍結するかのように動きを止めます。
もう1人の男は直した車で逃走。
そこに蛇くんが到着、子供の前で男が死んでいるっぽいので、子供に何があったのか聞きますが、
子供は分からないと泣くばかり。
どうやら大人の影が出ている時は、あんまり意識がハッキリしていないようです。

そこに先程逃走した車が帰ってきて、子供を轢こうとします。
蛇くんが子供を車から回避させた為、子供も蛇くんも車には当たりませんでしたが、
さっき死んだっぽい男の死体は多分轢かれました。

車を停め、降りた男はコウモリ怪人に変身、蛇くん達に襲いかかります。
蛇くんも変身してかかっていきますが、残念ながら力の差があるようで、殴られるだけです。
そこに里奈ちゃんとバイト君が登場。
この2人もなかなかイイ線で子供を探していたようです。


 バイト君はデルタに変身すると、コウモリ怪人との戦闘に参加。
里奈ちゃんはどこをどう動いたのか、コウモリ怪人の先にいた子供をうまい事回収。
蛇くんはさらに子供の後ろのほうにいたりします。
あと、蛇くんは生きてますけど既に変身が解けててへばっていますし、
バイト君デルタも完全にコウモリ怪人に押されているので、人数の割にピンチです。


 研究所に行く乾氏ですが、何か皆死んでました。
研究員達は、乾氏に何があったか聞かれると、
倒れている所を立ち上がり、口々にオルフェノクに襲われたと言って、
再び死になおしてました。

その時、乾氏の携帯に里奈ちゃんから救援の要請が入ります。
そう言えば乾氏、いつの間に里奈ちゃんに番号を教えたのでしょうか。
女性バーテンダーの件もあるので、何か油断も隙もありません。


 長髪の男は残念ながら生き延びたらしく、研究所から車で逃走中。
しかしその前に馬怪人が立ちはだかります。
長髪の男は馬怪人を車で撥ねようとしますが、車は逆に弾かれてしまい、馬怪人に捕まります。
あと、長髪の男によれば、研究所の破壊は馬怪人がやったみたいです。
と言う事は、馬怪人はどこかで長髪の男を追い抜かして先回りしたのでしょうか。
馬怪人、逃走ルートの予測が上手いです。


 バイト君デルタはサンドバック状態でしたが、乾氏が来るまで持ちこたえてました。
乾氏は555に変身、バジンから引き抜いたファイズエッジでコウモリ怪人を攻撃。
バイト君デルタは右往左往しながら、コウモリ怪人に攻撃しようとしますが、
時々逆にコウモリ怪人にしっかり殴られていて不憫です。
そして乾氏555もコウモリ怪人に蹴られ、
久々のアクセルフォームで複数発のクリムゾンスマッシュを同時に放ち、
コウモリ怪人を倒します。

ちなみに乾氏が蹴られてからアクセルフォームになるまで、
何故かバイト君デルタがコウモリ怪人の標的になっていて凄い殴られていました。
バイト君、何か余計に殴られるオーラを出している感じです。


 長髪の男を捕まえた馬怪人、久々の心臓消しをお見舞いしてました。
奴が笑いながら死んでいったのがちょっとムカつきましたが、
馬怪人いい仕事をしました。

それを見届けていたらしいヤギ怪人、というか前社長、
「気は済んだか。」と馬怪人に声を掛けます。
「あなたの、お陰です。」と答える馬怪人。
どうやら前社長、馬怪人の手引きもしていたみたいです。
前社長、子供の世話で忙しい感じです。

馬怪人と前社長は一緒に帰って行きました。
前社長と並ぶ場合、馬怪人にはシークレットシューズの装備を検討して欲しいと思いました。

部長さんは今回イイとこなしでした。