第37話


 怪人に変身して馬怪人555に襲い掛かる乾氏。
乾氏は馬怪人555に自らを倒してもらおうとして攻撃を仕掛けているそうなのですが、
それにしては馬怪人555を殴りすぎです。

勝っちゃいそうです。

馬怪人も怪人デビューしたての頃、自殺未遂とかしていましたので、どうもオルフェノクになると自殺は難しいようです。
ところでオルフェノクになった人は生命保険とかどうなるのでしょうか。
やっぱり解約した方が良いですか?

遅れて来た部長さんですが、離れた所から様子を窺っています。
とりあえず暇そうな怪人があと2名居る事ですし、変身だけでもしておいた方が良いと思うのですが、部長さんの居る所からだと見えないのでしょうか。

「無理だよ俺には。君は人間だから無理だよ。」と馬怪人555、乾氏に攻撃しません。
乾氏はその言葉を聞いてビルの壁の穴から外に飛び降りて去ってしまいます。

女性バーテンダーとムカデ怪人は馬怪人抹殺をしないみたいで、帰ってしまいます。
馬怪人は戦闘を一回半しているので疲れもでているでしょうし、
その気になれば人質も取れたりで美味しい状況です。
ついでに出来る事はした方が効率が良いと思います。


公園の林ような所まで変身したまま走ってきた乾氏。
すれ違った人とかいたらアレ?って感じで驚かれたと思います。
時速300キロで転んで変身が解けます。
乾氏の脳裏にはスマートブレイン新社長に見せられた、同窓会中の流星塾生が次々襲われる映像と、共に映っている自分の姿が思い出されています。
自分が真理ちゃんを手にかけたと思い苦しむ乾氏。
他の塾生に関しては割とどうでもいいのかも知れません。


 クリーニング屋に戻りミーティング中の真理ちゃん達。
乾氏がオルフェノクである自分を恐れ、倒されている事を望んでいると馬怪人が解説。
部長さん、最近自分の意見を奇麗事オブラートで包むのを忘れる傾向にあり、まんま
乾氏が存在してはならない魔物だと自覚しているのだと発言。
お陰で真理ちゃんからブーイング。
部長さん、建て直しの為かクモ怪人が真理ちゃんを襲った件を例にとり、
オルフェノクになった人間は心まで腐っていくんだと発言。
今度は馬怪人が部長さんを密かに睨み付けてます。

部長、しばらく黙っていた方が身の為そうです。


 夜、雨が降る公園のブランコで、真理ちゃんが乾氏に連絡を取ろうと携帯に電話を掛けています。
真理ちゃん傘も差していません。風邪でもひいたらどうするのでしょう。
しかもまだ病み上がりです。無理はして欲しくありません。
あと、携帯についても水没の2文字がチラチラ浮かびます。

乾氏はまだ昼の林のようなところで座り込んでいました。
こちらも雨に打たれていますが、乾氏は風邪ひきません。
ピザ屋のバイトで実証済です。
地面に置かれた乾氏の携帯に真理ちゃんからの電話が入ります。
考えられる最大の面積で雨に当たっている携帯ですが、まだ壊れていないようです。

最近の電化製品はよく出来ています。

もう一度会って話がしたいと言う真理ちゃんですが、それに対し乾氏は
「真理、もう電話するな。俺はもう俺じゃない。」と電話を切ってしまいます。
しかし最初座り込んでいた乾氏、真理ちゃんと通話している時は立ち上がっていたりで、
電話を貰うのが嫌では無さそうです。


 警察署の方では何か以前ちょくちょく出ていた刑事さんが、人間灰化事件の捜査チームに漏れていてフテ寝してました。
勤務中に寝るな暇なら掃除でもしていろと思いましたが、部下の人が別の仕事をもってきてくれたようです。
なんでも、蛇くんや啓太郎(ちゃん?)達が巻き込まれたビルの爆発事故の他に類似の事故が多発、しかも防犯カメラには同じ人がちょくちょく映っているの事。

和製ユナボマーの出現に、刑事さん仕事する気になったようです。
いや、仕事していて当然なのですが。


 クリーニング屋では部長さんがいつにも増してウェットティッシュで手を拭いています。
真理ちゃんが乾氏を信じたり、部長さんだけを見ないことに苛ついているようです。
最近ちょっと不用意な発言が多い部長さんですが、焦りから頭が回りきらない所があるようです。

拭いている手が血まみれに見え、眼を見開く部長さん。
別に擦り過ぎて大流血とかではなく、見間違いのようです。
部長さん、幻覚見た上にウワーとその辺に体当たり、棚から落ちた同窓会の色紙をテーブルに置き、同じく落ちたのであろうカッターナイフで色紙の自分の書いた部分あたりをメッタ切りにしています。
季節の変わり目と言う感じです。

全体的に切らずに自分の辺りをピンポイントで切っているので、
部長さんが同窓会にいたのは間違いないようです。

全員が一旦死んだか気絶したとします。
生き返ったか目を覚ました時には、記憶を消されたか別記憶に差し変わっているかして
何も無かった事になっていたと言う事でしょうか。
但し先生とクモ怪人と部長さんは記憶あり。
何故部長さんの同窓会参加を皆が忘れる必要があったのか。

部長さんも何か忘れてるかも知れません。
とりあえずカッターの刃はしまいましょう。

そんな所を真理ちゃんに目撃されてしまう部長さん。
オマケに真理ちゃんに何か隠しているのではないかと指摘されてしまいます。
同窓会の日に居たのではないかと聞かれる部長さん。
「違う、俺は何も知らない」と絶叫する部長さん、真理ちゃんは絶叫で思い出した襲われた記憶を連想。
怯える真理ちゃん、乾氏が流星塾生を襲った記憶の話を部長さんにします。
最近クリーニング屋チームの人達が入れ替わり立ち替わりウワーと錯乱するので困ります。
お客さんも困っている事でしょうが、別の店を使えば済む話で、
やはり真理ちゃんにこの手の変な流行に参加して欲しくないという気持ちで一杯です。

真理ちゃんの話を聞き、乾氏に向け怒る部長さん。
しかし真理ちゃんには真理ちゃんの記憶が違うと自分で言っているので、下手な行動を起こすと真理ちゃんから批難されかねないのですが、分かっているのか微妙です。


 乾氏に電話をする馬怪人。
夕方っぽい感じですが、乾氏林の中。
いつまで居るつもりなのでしょうか。
「俺はどうすればいいんだろう」と馬怪人に聞く乾氏。
かなり弱ってます。
野宿が効いたのでしょうか。
乾氏を心配してマンションを掛け出る馬怪人。
他人の面倒を見る事が生き甲斐になりつつあります。

乾氏の前に女性バーテンダー登場。
今回は探したそうです。
乾氏の悩みを聞くような感じです。
仕事柄、この手のトークは得意そうです。
しかし女性バーテンダーと乾氏の間で謎の爆発。
ムカデ怪人と鳩怪人が乾氏の処刑に来たとの事で、爆発は彼らの仕業だったようです。
乾氏は彼らにやられるのは真っ平だと、逃げてしまいます。
変身を解いてバイクに乗っていったのですが、どっちが早いのか分かりかねます。
もしかしたら現在ハラペコか寝不足かで、怪人体になってもスピードが出せないのかも知れません。

車で乾氏の元に向かう途中で、乾氏のバイクとすれ違う馬怪人。
乾氏を追って飛んで来た鳩怪人を、馬怪人は555に変身して飛びついて落とします。
馬怪人、オルフェノクでなく555に変身する方がお好みのようです。

夜になってもまだバイクを走らせている乾氏。
逃げているのか、別の宿泊(野営)場所を探しているのかは不明です。
あとムカデ怪人は女性バーテンダーと帰ったのでしょうか。

それはともかく、乾氏の前方から例の変なサイドカーが凄いサーチ能力で来て、ぶつかりそうになります。
サイドカーを停車させ、メットを脱ぐ部長さんを見て「草加!」と乾氏。
その変なバイクに部長さん以外の人が乗っている方がレアケースです。

部長さんは流星塾を襲ったと思われる乾氏を許せないようです。
倒れる真理ちゃんに這い寄り、起こそうとすると手にベッタリと血が付いた記憶がある部長さん。

部長さんの「ウェットティッシュで手を拭きたがる癖」は、手に真理ちゃんの血がついた事が起因となっているようです。

と言う事は部長さん、真理ちゃんの血がついたときもウェットティッシュで手を拭いて済ませたのでしょうか。
爪の間とか汚れが残りそうです。

そんな訳で部長はカイザに変身、乾氏を攻撃し出します。


 今日は天井無しですが、前回同様着地した状態で片足を上げ、赤い錘形の光を鳩怪人にロックさせ必殺キックを出す馬怪人555。
あまり高く飛ぶと電線に触ってしまうからでしょうか。
確かに万一のことがあったら大変です。
近隣のビデオタイマー予約とか大惨事です。
鳩怪人を倒し終わった馬怪人555、乾氏を探しに行きます。

ブレイガン片手にイクシードチャージとか言わせてる部長カイザ。
久し振りに必殺斬りを出しそうでしたが、やって来た馬怪人555に阻止されました。

結花ちゃんとオートバジンとデルタの出番が無いまま次回に続きます。