第36話


 乾氏の怪人への変身に動転し、走って現場から離れようとする真理ちゃん。
林の中が凄い暗いので、躓かないか心配です。
乾氏は真理ちゃんを追いかけていますが、先回りをしていたと思しき部長さんが真理ちゃんをキャッチ。
ムカデ怪人と女性バーテンダーは啓太郎(ちゃん?)が相手をしているかも知れません。

真理ちゃんに抱きつけてウハウハでしょうが部長さん、こんな時でも乾氏の事を悪く言うのは忘れません。

今頃啓太郎(ちゃん?)は2人の強めの怪人相手に死闘を繰り広げています。


 馬怪人のマンションでは、馬怪人が乾氏に、蛇くんが火事で助けた少年の居る施設に電話をかけています。
馬怪人は乾氏がオルフェノクであることを結花ちゃん達に伝え、乾氏がこれからどう生きるか気になると言います。
馬怪人、人の面倒を見るのがどんどん癖になっているようです。


 クリーニング屋では真理ちゃんが錯乱中。
啓太郎(ちゃん?)に八つ当たりをしています。
部長さんが真理ちゃんを止めに入りますが、
「悪いのは全て乾巧だ。少なくとも奴は俺達の信頼関係を裏切ったんだからな」
と真理ちゃんに吹き込んだのを聞き、今度は啓太郎(ちゃん?)が部長さんに反発。

啓太郎(ちゃん?)、修羅場をくぐって来たのでちょっと強くなったみたいです。
と言うか、啓太郎(ちゃん?)を本気で怒らせたらクリーニング屋から追い出されかねないので、部長さんも匙加減が難しくて大変だと思います。


 Barクローバーではスマートブレイン新社長がムカデ怪人と女性バーテンダーから乾氏仲間入りの件で批難を受けてました。
しかし新社長は乾氏がラッキークローバーに入ると確信を持っている様子。
ところで、カウンター内でコーヒーを淹れてましたが、昼ですかもしかして。

新社長、暇度がアップしています。


 啓太郎(ちゃん?)も真理ちゃんも乾氏が抜けた事で喪失感がある様子。
乾氏もまた遊んでいる連中を見て自分たちが遊ぶ姿を思い浮かべています。
啓太郎(ちゃん?)は乾氏の携帯に電話をし、乾氏と接触を試みます。

ところで乾氏、何処に宿泊していたのでしょうか。
あと啓太郎(ちゃん?)に罰金の立替をしてもらっていましたが、返済が済んだのでしょうか。
もっとも、乾氏が居ついた方がクリーニング屋はコスト的にきついかもしれません。


 真理ちゃんの方は公園のベンチに座っていますが、靴の上に猫の餌を塗られても気付かないぐらいショックを受けているようです。
そこに部長さん登場。
部長さんは真理ちゃんに乾氏の事を忘れるよう言いますが、真理ちゃん的に無理だそうです。
そして、流星塾の同窓会の記憶に部長さんが居た事を告げると、部長さん
「黙れ!」と真理ちゃんに向かって80デシベルぐらいで叫んでしまいます。
とんだ失態に必死で建て直しを図る部長さん。
「間違っているのは君の記憶だ」と繕いますが、今のシャウトは間違いなく記憶されました。


 啓太郎(ちゃん?)と会っている乾氏。
よりによってボートで向かい合っています。かなり寒い光景です。
啓太郎(ちゃん?)は乾氏に戻るよう説得をしますが、持参した弁当を出す手が震えるなど、まだ心の整理はついていないようです。
帰ろうとする乾氏にファイズギアを渡そうとする啓太郎(ちゃん?)。
色々持ってきたものです。
その時乾氏の携帯に馬怪人から連絡が入ります。


 今度は馬怪人とバッティングセンターで話をしている乾氏。
今日は何だか良く呼ばれる日です。
乾氏は子供の頃事故に遭って死にかけたのがきっかけでオルフェノクになったそうです。
「死んだ」のではなくて「死にかけ」たのですか。
死なないでオルフェノクになったのでしょうか。

今居るオルフェノクは2種類

1.死んで自動的にオルフェノクになったオリジナル(馬怪人、結花ちゃん)
2.他のオルフェノクによる使途再生で覚醒したオルフェノク(蛇くん、元カノ兄)

他の人はどちらか知りません。

それに
3.死ぬ寸前でオルフェノクになった?(乾氏?)
 が追加ですか?

乾氏の思い違いとか言葉の綾かも知れませんが、この表現が正しかったりすると
流星塾の存在の理由なんかも芋蔓式に解明されそうです。


 人間として生きようとする強い意志を見せる馬怪人に、乾氏はファイズギアを託します。
ちなみに馬怪人、元カノ殺しの件は上手く避けて話していました。
乾氏は以前一度だけ自分の意志でオルフェノクになった事があったのですが、その際記憶がぶっ飛んだのだそうです。

もしもの時は自分を倒してくれとの事で、かなり自信が無いみたいです。
「大丈夫、そんなことにはなりませんよ。君はもう一度自信を持ってこのベルトを巻く時が来る、俺はそう信じています。その時まではこれを預かっておきます。」と馬怪人、
さらにスマートブレインに狙われそうな厄介なものを笑顔で引き受けます。

その時、乾氏の携帯に今度は部長さんから電話が入ります。
ベルトのやり取りと同時に電話を入れるルールでもあるのでしょうか。
とにかく今日の乾氏は忙しいです。

あと、女の子から一本も電話が入らないのが涙を誘います。


 その辺の道路で部長と会う乾氏。
「オルフェノクとなった人間は心まで腐っていくんだ、澤田のようにな」と
オルフェノクに対する不信感を隠さない部長ですが、
真理ちゃんのリクエストで乾氏を連れ戻しに来たそうです。
真理ちゃんもその場に来て乾氏に帰るように頼みます。

多分真理ちゃんが言わなければ乾氏帰らないです。


 クリーニング屋で乾氏を交えて作業をする一同。
しかし乾氏から洗濯物を渡された真理ちゃん、怪人の映像を思い出し泣いてしまいます。
再度出て行く乾氏。
ベソをかきながら引きとめようとする啓太郎(ちゃん?)に、
555の力が必要な時は馬怪人に連絡するようにと言い残して去ってしまいます。

啓太郎(ちゃん?)の遭遇率の高さは最早常識のレベルのようです。

部長さんも何故か腕を組んでお見送り。
これからしばらくクリーニング屋のカウンターは多分部長さんが担当です。
あと、プランターの植物枯れっぱなしなので、店的に引っ込めるか入れ替えるかした方が良いです。


 バイクで走っている乾氏の前にスマートレディが待ち構えています。
車を路上で斜めに停車させ、追越とか出来ない感じです。
そこ公道です。他の車に煽られなかったか気になります。
スマートレディに連れられ、スマートブレイン新社長の元に来る乾氏。
乾氏は新社長に、真理ちゃんの思い出した記憶と同じビデオを見させられます。

乾氏は映像に動揺。
30分前の女幹部と何かかぶりますが気にしません。


 真理ちゃんは啓太郎(ちゃん?)とワゴンに乗って洗濯物の配達です。
配達を頼まれた乾氏が出て行っちゃったので、真理ちゃんの仕事が増えてしまいました。
「巧…探そ?」と啓太郎(ちゃん?)に話し掛ける真理ちゃん。
乾氏に謝りたいのだそうです。
そこにタコ怪人登場。
啓太郎(ちゃん?)、怪人に遭遇し慣れている割に、今回も車を停めて降りて逃げます。

廃ビルに逃げ込む2人。
その後をタコ怪人が追ってきます。
逃げながら馬怪人を呼び出す啓太郎(ちゃん?)。結構間合いが取れたようです。
タコ怪人、ちょっと足が遅いかも知れません。
人間体の時にランニングとかしてますが、効果が薄いようです。

今度は真理ちゃんが部長さんを呼び出します。
啓太郎(ちゃん?)が周囲を警戒している振りをしていましたが、柱の影にいたタコ怪人に殴られてました。
そして真理ちゃんに向かおうとするタコ怪人ですが、啓太郎(ちゃん?)、驚異の回復力でタコ怪人に接近、何とタコ怪人を羽交い絞め。
しかもタコ怪人、それなりに動きが封じられてます。

今度は吹っ飛ばされている感じの2人。何がどうなったか分かりませんが、
真理ちゃんと啓太郎(ちゃん?)にタコ怪人がじりじりと寄ります。
啓太郎(ちゃん?)、生きている所を見ると、先程タコ怪人と距離がゼロになった時も上手に敵の攻撃をかわしていたようです。

啓太郎ちゃん人間最強伝説が生まれそうです。

そこに駆けつけた馬怪人、555に素早く変身。
乾氏より到着が遅いように思えるのは、移動が車なので渋滞の影響を受けるからでしょうか。
馬怪人555は低い天井でも器用に必殺キックを決め、タコ怪人を倒します。

しかし555となって助けてくれた馬怪人に、啓太郎(ちゃん?)も真理ちゃんも
「何か違う」みたいな反応。

お品書きにあった「グレープジュース」を頼んだら当たり前のように「グレープフルーツジュース」が出て来て、店員に間違いでは無いかと聞いたら、「グレープジュース」は「グレープフルーツジュース」の事だと言われた、そんな感じの時のリアクションでしょうか。

ちなみに上記の件は実話です。

馬怪人も周りの反応に気付き気まずそうです。
馬怪人には落ち度が無いので、ちょっと可哀相です。


 そこに女性バーテンダーとムカデ怪人が乾氏を連れて登場。
待ち構えていたとしか思えません。
タコ怪人、追いかけているようで真理ちゃん達を廃ビルに誘導したのでしょうか。
凄い能力の持ち主でした。
あと、馬怪人を待つ間の乾氏達はさぞ間が持たなかった事だろうと思います。

馬怪人を倒してファイズギアを奪う事でラッキークローバーに入れるとされ、狼怪人に変身して馬怪人555に殴りかかる乾氏。
馬怪人、今日も幸が薄いです。
真理ちゃんの乾氏を止めようとする悲痛な叫びで来週に続きます。

あと、部長さんまだ来ません。
面倒な客に捕まっていない事を祈ります。