第26話


 クリーニング屋で食事をする4名。
真理ちゃんが突然部長さんに義父や流星塾について聞き始めます。

部長さんは、義父が優しい人だったから自分達を引き取ったのだとして、
「もし、父さんに何らかの思惑が有ったのだとすれば、俺達にも伝わった筈だ。でも流星塾は楽しかった。悪い思い出なんて何一つ無い。」
と真理ちゃんを納得させます。

やはり部長さんが苛められていたのは計算の上での事のようです。

しかし納得した真理ちゃんも、部長さんが苛められていた事を指摘しない所を見ると、部長さんの策を当時から見抜いていた可能性が出てきました。


 女性バーテンダーとムカデ怪人は、スマートブレイン新社長と対立しそうな気配です。
その場合、ラッキークローバーの未登場の一人はどちらにつくか予想できないそうです。
傍から見れば怪人同士で派閥を作りすぎですが、日本の政党みたいな感じもします。
気がついたらまた合流するかもしれません。


 クリーニング屋では、乾氏がちんたらと伝票を書いています。
そこに部長さん、流星塾に行って旧社長に会った事について口止めをしに登場。
「君には無神経な所があるからな。一応言っとく。」と部長さん。
店の入り口に寄りかかって乾氏に忠告。

お客さんは店に入り辛い感じです。

「でもいいのか、黙ってて」と乾氏。
「父さんがオルフェノクだったなて言えるか。だから無神経だって言うんだ。」
と部長さん、乾氏の座っているカウンターの前まで寄って来てプチ説教。

お客さん、今来たら店が混んでいるみたいだから別の店に洗濯物出しに行きます。

部長、割とカウンター仕事の時に絡んでくる癖があるようです。
乾氏も、もしかしたらアイロン掛けの時に絡む癖を持っているかもしれません。


 その時部長さんのカイザフォンに着信。
流星塾の女性からの連絡によると、デルタのベルトがどうかしたようです。
店の裏にいた真理ちゃんもそのやり取りを鋭く察知。
真理ちゃんも部長さんに付いて流星塾の人達の元へ向かいます。
何故か店番の乾氏も付いて行きます。
オートバジンとサイドバッシャーはちゃんと戻ってきているようでホッとしました。

丁度啓太郎(ちゃん?)が乾氏に配達を依頼しに来た所でしたが、無視される形になり、啓太郎(ちゃん?)はフテ腐れて、アルバイト募集の貼り紙を複数枚作成します。
マジックで広範囲塗りつぶしての作図ですので、店内は溶剤のニオイが充満です。

あと、マジックは紙の裏まで凄い染みていきますから、画用紙の下に新聞紙とか敷いておいた方が安全だと思います。


 走行中の部長さんのバイクを、後方から追い付いて蹴飛ばす人物が現れます。
どこのどなたか存じませんが、危険です。止めて下さい。
中にクラスター爆弾が詰まっています。

この男性、部長がデルタのベルトを盗んだと勘違いした流星塾の同窓生でした。
尚も部長さんに突っかかる同窓生。
そこにもう一人、女性同窓生が追い付いて仲裁に参加。
バイクを止め、現状を話しているらしい一同。
かなり分散してバイクを止めているので、車とか来たら慌てて端に寄せないといけない感じです。

この流星塾の男性は「サヤ」の所に送られてきたデルタのベルトで戦っていたようです。
それでこの男性はデルタギアの所有権を主張しますが、女性の同窓生に拠れば、何か皆デルタギアの力で戦っていたみたいです。
で、アライくんとやらが今デルタギアを持ってバックレているようです。
地震速報(宮城県北部震度3)と同時に女性同窓生の携帯に着信。
噂のアライくんからです。
「揺れたよ!今揺れたって!マジビビッタ!昨日の今日だしさ!」
とかいう用件ではなさそうです。


 乾氏もデルタのベルトが見たいと流星塾の行動に参加するつもりです。
気が付いたらベルト大好き人間になってしまってます。
しかし部長さんは流星塾の人間がベルトで争っている姿を無関係の人に見せたく無いと、乾氏を止めます。

乾氏以上に、そろそろ真理ちゃんを帰した方が良いと思うのですが。
あんまり真理ちゃんを修羅場の中に放り込むのは良くないと思います。


 トンネルを通行するバス。
バスの中ではヘッドフォンの人物が、昔の喫茶店に置いてあったような横一列に繋がっているマッチで折鶴を燃やしています。
火の着いた折鶴を床に落とすと、人物は怪人に変身。バスの乗員を襲います。
バスを止めてしまったので、怪人は歩いて帰ります。


 クリーニング屋のバイトに応募する少女。
レトロな髪型と滑舌の良さが気になります。
啓太郎(ちゃん?)によれば今いるバイト2名はちょっといい加減なのだそうです。
その2人は部長さんと乾氏ですよね?

そこに帰ってくる乾氏。会釈する少女に素通り。
むしろ啓太郎(ちゃん?)にクリーニング屋が赤字ギリギリなのにバイトを増やすのはどういうつもりかと問いただします。
乾氏、ボケッと伝票を書いているように見せて、収支は把握しているようです。

啓太郎(ちゃん?)曰く
「タックンも真理ちゃんも頼りにならないし」

ちょっと待て!真理ちゃんは違うだろ!!
美容院の仕事の合間にあれだけやれば十分だろ!
寝言は寝て言え!

少女が様子を見に来た為、議論は中断、お茶タイムです。
乾氏は少女が猫舌と分かると、少女に今迄の中で最高の挨拶を決めます。
あと、この少女の時給は多分乾氏の40倍以上です。


 クラブに現れたヘッドホンの人物。
こちらでも折鶴を燃やし皆殺しをしています。
襲った人の中にカエル怪人に変身する人が混ざっていました。
自分の力を試したいと、カエル怪人と戦ってみるヘッドホンの人物(クモ怪人)。

 クモ怪人の鶴を燃やすと言う行為に付いては現状謎がありますが、ワニ怪人のチワワ(ボス)や、ムカデ怪人のポエム(パワーアップアイテム?)、女性バーテンダーのシャンパン(原価0?)のような重要な意味を持つに違い有りません。

あと、折鶴はパワーで出すのか、普通の折鶴を持ち歩いているのか気になります。後者だとしたら、家で色紙を折って仕込んでいる事になります。


 流星塾チームは公園のような所に到着。「アライ」くんと「アサミ」を探します。
アサミは死んでました。
でも何となく皆様警察とか呼んでくれなさそうな気がします。
同窓生の男性は死んでいるアサミを気に止める事無く、アライ探し続行。
アライを見つけますが、何か怪我してます。

怪我しているアライにベルトについて尋問する同窓生。
アライによればカワチが襲い掛かってきたとの事で、何かたらい回しです。

流星塾のキャンピングカーのメンバーは概ね仲良しコヨシっぽかったのですが、今のメンバーは結構殺伐としているようです。
先生が居ないと駄目な子達なのでしょうか。手が掛かります。


 そのカワチはバイクで移動中にカエル怪人に襲われていました。
部長さんのカイザフォンにカワチから救援依頼の連絡が入ります。
どうやらカワチはベルトを持っていないようです。

カワチの元にサイドバッシャーで駆けつける部長さん。
カワチ、怪人に襲われながら現在地まで部長に連絡していたのでしょうか。
凄い冷静な男です。
でも部長さんが駆けつけたときにはもう怪人に殺られている様子でした。


 部長さんはカイザに変身、怪人を殴ったり蹴ったりで痛めつけます。
そしてブレイガンを構え必殺技を出そうと走り始めますが、カエル怪人の水鉄砲で小汚い液を掛けられ、ブレイガンの剣部分を溶かされてしまいます。
その隙に逃げるカエル怪人。

 流星塾のメンバーも後から現場に来ます。
死んでいるカワチを見て、乾氏を呼び出す真理ちゃん。
ついでに警察か救急車もお願いいたします。


 逃走する怪人を走って追いかける部長カイザ。
バッシャーに乗らないのは、また小汚い液で溶かされると修理が大変だからです。

曲がり角の向こうまで逃げる怪人。
しかし部長カイザは角の前で追跡を中断します。
脇腹が痛くなってきたのでしょうか。
そこに乾氏555がバジンに乗って合流。

角の向こうから戻ってくる怪人。怪人は姿を見せるとすぐに倒れ、赤い炎に包まれてしまいます。

「デルタだ…。デルタの攻撃を受けたオルフェノクは赤い炎と共に消滅する…。」
と物知り部長カイザ、乾氏555に教えてます。
怪人は妙に長時間燃えています。
ちゃんと砂化してもらわないと後片付けが大変なのですが、この後どうなるのでしょうか。

そして、その辺にデルタが居ました。

部長、今日は小汚い液がかかったかも知れないので、早い所いつもより念入りに手を拭きたい所です。